
どうも、ワイです。
前回ぼくは、白い粉の下僕になった。
イーストの労務管理に気を揉み、朝っぱらからピザを4枚も喰った。
そして最終的に「…こんな粉のためにっっっ!!!」という虚無に至った。
疲れた。
正直、疲れた。
ピザを焼くたびに「これは常温何時間?」「いま冷蔵何時間?」「イーストの発酵率は?」とか考えるの、もうマジムリ。
ピザってそんな食い物だっけ?
…ちがう
ピザは何も考えずに焼いて、何も考えずに喰うものだ。
…それもちがうか
とりあえず今回は検証しません。仮説もたてません。考察もしません。
焼いたままのあられもないピザを並べて
うまい!!!
というだけ。
ピザを食えば喰うほど賢くなる。IQも爆上がりしました。
これはもう科学である。
検証はしていない。
それでは参りましょう。
① マルゲリータ ~すべての始まり、そして終わり~


ワイのピザ道はここから始まった…
我らが秘密兵器、ENRO!
ENRO mini
★★★★★
「トースターサイズの皮をかぶった、450度の化け物」
実家の庭にレンガでピザ窯を自作したことがある男のレビューです。
レンガ窯は最高においしかった。でも薪を集めて火を起こし、温度を保って、夏は汗だく。結果、今では裏庭で苔むしてます。
ENROはそのめんどくささを全部消してくれました。
良いところ
・家の中で焼ける。夏でも汗だくにならない。これだけで勝利
・予熱20分で450度。焼き時間はたったの2分。カップ麺より早い
・なのにトースターサイズ。狭いキッチンにも置ける
・黒マットの見た目がかっこいい。キッチンに置くだけでテンションが上がる
・何より、家で焼いたピザが「お店じゃん」になる。初めて焼いたマルゲリータで本気で声が出ました
気になるところ
・2分で焼けるので、お皿の準備でモタモタしていると耳が焦げる(経験者)
・置き場所の確保は必要。ワイはバルミューダを甥っ子に譲りました
・購入には家族の説得が要る。ワイは3か月かかりました
・毎週末ピザを焼きたくなる体になる。ピザ沼への片道切符です
総評
ピザ窯のロマンから、めんどくささだけを抜き取った家電。レンガ窯を作った男が言うので間違いないです。
そのENROで焼くのはトマトソース、モッツァレラ、バジル!以上!
具材3つ。登場人物が少なすぎて、ドラマなら予算削減を疑うレベル。
でも、これがうまい。
余計なものが何もないから、ごまかしがきかない。ENROの高火力の結果がそのまま出る。
履歴書の内容がクソなのに、面接で圧勝して内定をかっさらっていくタイプ。
久々に焼いても何度食べても「あぁ、、、スゴイ」となる。
ただいま、マルゲリータ。おはよう、マルゲリータ。
ちなみに、マルゲリータのトマトソースを作るは大変そう、めんどくさそうって思っているそこのあなた!
トマトソースを作るのは全然大変じゃないし苦じゃないです。
むしろ簡単すぎてどうかなりそう。
以下、トマトソースのレシピ
<材料>
- トマト缶(ホールでもカットでも)
- 塩
<作り方>
トマト缶の中身の1%程度の塩をぶち込んで混ぜるだけ。
以上。
だいたいENRO miniで作れる大きさのピザであれば50gのトマト缶に0.5gの塩を混ぜるだけ。
いろんなトマトソースのレシピがあってどれもこれも美味しいけど、結局手間と味と時間と手間と片付けと手間を考えると、これが最強。


耳が焦げてたっていいよ。
だってそれでもうまいんだもん。
…と、ここまでは平和だった。
② 生ハム載せまくりマルゲリータ ~清楚系から闇堕ち~
さっきのマルゲリータを思い出してほしい。
清楚で、慎ましくて、赤・白・緑のイタリア国旗カラー。
それが、こうなった。
見えない。
イタリア国旗が、見えない。
トマトもモッツァレラもバジルも、全員生ハムの尻に敷かれ、一面ピンク。どピンク。
イタリア国旗が凌辱されあられもない姿となっている。
前回の検証で、ワイは「発酵しすぎた生地が主役ヅラしてトッピングを押しのける」という悲劇を目の当たりにした。
今回はその逆。
トッピングのクーデター。
マルゲリータは生ハムという名の分厚い密林に覆われ、マルゲリータを堪能するにはその密林をかき分け慎重に味を探して見つけ出さないといけない。
必死に密林をかき分けたどり着いた先は…
生ハム
もはや生ハムが本体。ピザは生ハムのための飾り。
名前は「ナマハムゲリータ」。
で、味はというと、
…
…
…
うますぎ。
生ハムの塩気とモッツァレラのミルキーさ。合わないわけがない。これで不味かったら、生ハムが悪い。
ワイの中の小さなイタリア人が「載せすぎやでぇ…」って言ってたけど、人は生ハムを前にすると理性を失う。どんだけ。
③ コーンマヨピザ ~ナポリ、ついに国境を越える~


これは子ども大好きコーンマヨピザやで!
1歳と3歳のうちの子ども達もぱくぱくやで!
さっきまで「ナポリの伝統が〜」とか言ってたやつが、急にこれ。
コーンとマヨ。
作り方マジ簡単。
マヨとコーンを混ぜて塗るだけ、おわり。
イタリア人が見たら卒倒しかねない。イタリア大使館から抗議文が届いてもおかしくない。
でも、ちょっと待ってほしい。
日本人のピザの原風景って、これじゃない?
子どものころ、ポストに入ってた宅配ピザのチラシ。その一番目立つところに載ってたやつ。誕生日にだけ許された、あの特別なやつ。
ワイらのDNAには、コーンマヨが刻まれている。
焼いてる最中、ENROの中ではコーンたちがマヨの海に必死でしがみついていた。
マヨという名の接着剤がなかったら、コーンは全員450度の業火に転がり落ちていたはずだ。
マヨ、お前がMVPや。
味はもちろん、安心と信頼のジャンク。わかってた。わかってたけど、うまい。
ナポリの職人さん、ごめん。でも、これがGiapponeです。
あと、ちゃんとしたコーンマヨピザのレシピを知ってる方、教えてください。
~人は同じ過ちを繰り返す~
マルゲリータのバジルをのせ忘れて焼いたのは何回あっただろうか。
もう二度とのせ忘れないと心に決め、ピザの横にバジルをセットしてそのままのせずに焼いたのは数知れず。
なぜ人は同じ過ちを繰り返すのだろうか。
やるよね。またやるよね。
今回はベーコンを乗せ忘れた。
焼いてる途中で気づいて慌てて投入。ENROの持ち時間はたったの2分。そのほぼアディショナルタイムでの途中出場。20~30秒くらい?
結果、

この短時間でここまで焼けたのはさすがENRO。
コーンマヨが450度で全身こんがり仕上がっている中、ベーコンだけ「あ、どうも…」みたいな顔で乗っかってる。
前回の検証で、ワイは偉そうにこう書いた。
『イーストは生き物だ。タイミングの見極めこそがピザづくりの本質だ』と。
イーストのタイミングは見極め、ベーコンのタイミングは見過ごす。
頭がニワトリだから、3歩歩いたら忘れてしまうのである。
でもうまかった。
ほぼ焼けてないベーコンの、あのジューシーな感じ。
次こそは載せる。たぶん。
⑤ 照り焼きチキンピザ ~ピザの上で米を求める民族~

これ作るのめっちゃ簡単!
だって材料これだけ

<作り方>
生地の上に焼き鳥缶とマヨと玉ねぎスライスをのせるだけ、以上!
トリを飾るのは、日本代表・照り焼きチキン。
トリだけに。
…
照り焼き。甘じょっぱいタレ。これもイタリアには存在しない概念だ。本場の職人に出したら、たぶん無言で帰られる。
でも焼き上がりの匂いがやばい。
タレの焦げた香ばしい匂いが部屋に広がった瞬間、ワイの脳は「晩ごはんの時間です」と判断した。
そして一口食べて、ワイは気づいてしまった。
米をくれ!
ピザを食べながら、米を求めている。
小麦の上で、稲を想っている。
炭水化物を食べながら、別の炭水化物に浮気する。これを業と呼ばずして何と呼ぶのか。
たぶん照り焼きのタレには、日本人の遺伝子に直接「米を持ってこい」と命令する成分が入っている。
検証はしてない。これは検証してもいいかもしれない。
結論、照り焼きチキンピザはおかず。
おわり
マルゲリータに始まり、生ハムで理性を失う。コーンマヨで国境を越え、ベーコンで己の無能を知り、照り焼きで改めて日本人のアイデンティティを自覚した。
ピザ5枚の、なんと奥の深いことか。
うまいピザを焼いて食って寝る。
毎日こんな生活がいいと思います。

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